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患者と医師が、同じ治療目標に向って進むために(コラム 1/3)

医療法人社団縁眞会 世田谷下田総合病院 下田 重人院長 世田谷下田総合病院
下田 重人院長

日本大学医学部卒業 。日大医学部駿河台病院・循環器内科医局、川口市立医療センターを経て1997年より現職。世田谷下田病院は70年以上に渡り地域医療に貢献してきた病院。患者さんや家族さんとの触れあう医師である父や祖父の姿を見てこの道に。2006年より在宅患者訪問診療を開始。



怖さでは糖尿病と似ているCOPD

当院でもここ数年、COPDの患者さんは2割増の勢いで増えています。初めから呼吸不全を起こすような段階の方は少なく、セキやタンの症状が続くので不安になって来院される方がほとんどです。COPDという病名を聞いても、ご存じなく、軽い病気でよかったとホッとされるようですが、本当はとても怖い病気です。そこでポイントとなるのが禁煙と早期治療の開始です。ところが怖いという認識が薄いせいか、禁煙することもなく、まだいい、まだいいと治療を先延ばしにするうちに取り返しのつかないことになってしまう方が少なくありません。そういう意味では、致命的な自覚症状がないまま年月をかけて徐々に身体をむしばんでいく糖尿病と似ています。 当院では、そんな病気の怖さをしっかり伝え、禁煙を皮切りに家族ぐるみで治療に取り組んでもらいます。また、呼吸器リハビリや、腹式呼吸をしながらの歩行など、理学療法士による疾病管理のプログラムにも力を入れています。初期段階ではステロイド等による投薬治療も効果がありますが、進行したものについては積極的に在宅酸素療法を取り入れなるなどして、生活の質を上げることを治療の第一目的としています。

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